認知症高齢者向きか? 介護現場で使えるメンタルコミットロボ「パロ」
ムルソーです。
今回は、前回までの記事の続きです。
コミュニケーション・セキュリティ型の介護ロボについてのお話です。
当たり前ですが、介護現場でも、コミュニケーションは取っていく必要があります。
ですが、仕事に追われている為、1人ひとりとじっくりお話する機会が取れないのが現状です。
そんな時に、介護ロボがヒトの替わりとして役に立つことが出来るのだろうか。
メンタルコミットロボ「パロ」
先のリンクにもあった内容ですが、この介護ロボ、ギネスブック(2002年)にも認定されている「世界でもっともセラピー効果があるロボット」だそうです。
というか、2002年って、そんな前からあったんですね。
価格のほうは、保証期間1年の場合388,800円、3年の場合453,600円。
アザラシをモデルにしたもので、朝昼晩の生活リズムがあるそうです。
また、自分の名前を覚えることもでき、接し方で性格も変わるみたいです。
アニマルセラピーと同じ効果が出てると、実験結果がでてるようですね。
かわいいですね、僕も欲しいです。
飼ってる犬の遊び相手になってほしい。
介護施設で高齢者に受けは良いだろうか?
一定の決まった反応だけしか示さないのなら、たぶん飽きられちゃうのかな~ なんてことを予想しています。
ですが、認知症高齢者には向いている気がする。
いずれ詳しくお話しようと思ってますが、
認知症高齢者が激昂した場合、こっちがいくら正論を言っても聞き入れてくれないんですよ。
まず、宥めるところから入らなくてはならない。
だけど、現場は忙しく、そんなことをしている暇が無いので、精神科から出る精神安定剤を服用してもらい、なるべく不穏状態でいることを少なくしようと試みる。
これが基本的なスタンスであることが多いように思います。
しかし、この方法も万能ではなく、当然ですが薬の副作用で体調を崩したり、食欲不振になったり吐き気や目まいなどの気分不快が出てくることがあります。
だから、こういった認知症高齢者に対して、自然的に気持ちを落ち着かせる手段として、このメンタルコミットロボ「パロ」は使えるのではないか、と思いました。