社会福祉士ムルソーの介護ブログ

介護現場の現状や、今後の介護がどうあるべきかについての話をします。また、新しい社会福祉の在り方「社会福祉2.0」を提唱していきます。

帰宅願望の強い認知症高齢者~介護をするスタッフも気持ちの余裕がなければ潰れてしまう~

ムルソーです

 

今回は、認知症の高齢者のお話をさせていただきます。

 

みなさんは、認知症についてどういった印象をお持ちでしょうか?

 

 

「同じ話を繰りかえす」

 

「昨日あったことを覚えていない」

 

「自分が何故ここにいるのは分からない」

 

 

どれも正解です。認知症の症状にも様々なのがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はここを出ていきたい」「なんで出ちゃいけないの?」「警察を呼んでください」

 

とある施設利用者のお話、仮にAさんとしておこう。

 

 

Aさんは、施設にて生活をしている。家は直ぐそばなので、歩いて帰ろうと思い、エレベーターに乗って下に降りようとするが、ボタンを押してもエレベーターは来ない。

 

 

 

エレベーターがようやく開いて、乗り込もうとすると、スタッフがやってきて、エレベータに乗るのを阻止する。

 

再び、エレベーターを待つが、全然来ない。Aさんは苛立ち、エレベーターのドアを蹴り付けた。だが、いくら蹴ってもエレベーターは来ない。

 

 

 

 

Aさんは、今度は自宅に電話しようとする。

電話を取って、自宅の番号を押す。

 

しかし

 

「おかけになった電話番号は、現在、使われておりません。番号が間違っているか...」

 

 

 

 

 

 

 

 

全然繋がらない。スタッフに電話を使わせるように頼んでも

 

「あぁ、この電話は壊れてるんですかねぇ」

 

「電話が込み合ってるみたいだから、また今度にしましょう」

 

などと返答がくる。

 

 

 

電話を取って、今度は110番を押す。警察を呼んで、助けを呼ぼう。

コールが鳴って誰かの声がする。しかし、警察とは少し違う様子だった。警察と連絡が取りたい。

 

警察とも繋がらない。じゃあ、119番。これも繋がらない。

 

 

Aさんは頭にきて、電話を叩きつけた。叩きつけられた音に一瞬スタッフはこちらを見るが、しかしスタッフは無関心な様子であり、直ぐに他のことをやり出す。

 

 

 

 

「私はここを出ていきたい」

 

 

 

「なんで出ちゃいけないの?」

 

 

「警察を呼んでください」

 

 

 

誰も、まともに答えてくれない

娘は、いつになったら会いに来てくれるんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症の症状のひとつ「帰宅願望」

 

介護現場の経験者は、こういった利用者を見たことがあるかもしれません。

 

家に帰って、何をしようとしているのかは、人によって異なります。子供に食事を作ろうとしたり、仕事をしようとしたり、ただ単純に、自分の馴染みの空間に戻りたい、と願って帰宅しようとする人もいます。

 

そういった人に対し、どう対応するのが正解なのだろうか。

 

決まった答えはありませんが、基本的には他のことに注意を逸らす方法がベターだと思われます。

その人の好きなモノ(本だったりTV番組だったり)を提供したり、好きな話題を振ったりして、気持ちを落ち着かせることが基本的な対応になるのではないでしょうか。

 

 

 

しかし、帰宅願望の強い利用者相手に、そのような対応をすると、それなりに時間がかかります。

どうしても放置しがちになってしまったり、相手の行動を抑制する言動を取ってしまうこともあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症の利用者の介護をするには、スタッフも心の余裕を持つ必要がある

 

介護保険法では、利用者の人数に対し、配置しなければいけないスタッフの人数が決まっています。

その基準をクリアしないと、介護報酬が減額されたりもしますが、この基準をクリアしているからといって必ずしも環境の良い施設だとは言い切れないのではないでしょうか。

 

 

有給の消化が出来ていない、スタッフがよく体調を崩し、他のスタッフが替わりに出勤する、スタッフ間での関係が不仲である、そもそも基準がズレている、なんて可能性もある。

 

 

昨今、介護現場(高齢者施設に限らず障害者施設でもいえることです)での虐待が騒がれていて、介護の研修に行ったりすると、虐待事例の話が多く聞かれます。

 

 

そういう所に行くたびに思うのですが、研修やったからといって、現場の雰囲気が変わるわけじゃないんです。

 

 

現場から離れたところで、綺麗ごとをいくら行ったところでそれは解決にはならないわけです。替えるなら、その施設のスタッフが気持ちにゆとりを持てるようにするところからです。

 

 

「高齢者の尊厳」を謳うなら、それと同時に「スタッフの尊厳」も考慮に入れなければならないのではないだろうか。

 

 

現場からは以上です。

 

 

介護現場での慢性的な腰痛について。解決するには「持ち上げる介護」を辞めることだ

ムルソーです。

 

 

 

介護というと、皆さんはどういうイメージがあるでしょうか?

 

 

 


よく3K (キツイ、汚い、危険)だなんて言われるけど、実態はどうだろうか?

 

 

 


いやガチで、キツイし、汚いし、危険です。

 

 

 

 

体重の重い施設利用者を、車椅子からベットに移動させるときもキツイし、

 


便失禁してる利用者がオムツを弄って身体や衣服、ベットまで便まみれになって汚くなることあるし、

 


夜中に体調不良者が出て病院搬送したが無くなってしまったりすると、業務上過失致死傷罪で起訴される危険もある。

 

 


まさに3Kと呼ばれるに相応しい仕事でしょう。

 

 

今回は、特に「キツイ」部分、介護現場でよく起こる「腰痛」の話をさせてもらいます。

 

 

 

 

結論から言ってしまえば、ヒトがヒトを持ちあげるような介護のやり方を辞めればいいんです。

そのためには介護ロボや福祉用具などを使いこなせるように会社が、そして施設が変わっていかなくちゃならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どういう時に腰痛になるのか?


経験者なら、なんとなく想像が付くと思いますが、1番の原因は車椅子 ベット間の移乗です。


高齢者といってもね、人間ひとりなのだから、それなりに体重があるんです。

 

だいたい30キロから50キロくらいだろうか。それくらいの重さの方を、安全に、且つ丁寧に、移乗させなきゃならんのです。

 


あとは入浴介助や排泄介助時に、中腰や前かがみの体勢で行なっていたり、その姿勢が長く続くと、腰に疲労が溜まっていき、腰痛になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 


どれくらいの人が腰痛に悩まされているのか

僕は、今の施設で働き始めて5年経ちましたが、腰痛で現場を離脱した人を2人見ました。

 

そして、腰痛の為にコルセットをしている人も多いです。

 

 

プロの介護士でも3人に1人は腰痛を経験したことがあると言われている程です。

 

 

 

 

 

 

僕も、一年目の時に腰を痛くしてしまった経験があり、一時期はコルセットを装着しながら業務をしていたこともあります。


今は、全く腰痛はなく、普通に働いています。

 

 


一体どうやって腰痛を克服したかというと、筋トレです。

中でも、背筋はオススメです。

 

 

 

 

 

だいたいの人は、整骨院に通いながら続けていますが、自身で出来るセルフケアもあるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「持ち上げる介護」をやめるには

まぁ、セルフケアうんぬんより、「持ち上げる介護」を辞めればそれで解決なんですけどね。

 

 

 

 

介護ロボの使用

 

tikamiti.hatenablog.com

 

 

はい、このブログでも何度も取り上げていますが、介護ロボです。

 

こういったもので人の負担をどんどん減らしましょう。同時に、人は機械の調子が悪くないか、高齢者が安心・安全に使用できるかどうかの点検をやっていきましょう。

 

こういうのを導入する施設が増えればいいんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタンディングマシン

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こういったものもあるみたいです。

 

高齢者のまわりにベルトを巻き、それを器具に取り付ける。

そして高齢者の膝を器具にあてて安定させる。

 

あとは器具が上にあがると、高齢者の体も持ちあがるというものだ。

 

 

 

 

 

こういう介護ロボのデメリットは、デカくて部屋に置くことが難しいことと、高価なことだと思うんですよね

 

その点さえクリア出来れば良いんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スライディングボード

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たいして高く無さそうなものだけど、意外と現場で使用されていない道具。

 

スライディングボードは、ベッドと車いすの移乗を楽にするもので、これを使えば平行に移動ができる。

 

動画では、ベッドに腰掛けた状態で、ボードを利用者の腰の下に設置し、車いすの座面まで滑って移動する方法を説明している。

これを使えば、持ち上げる介護をしなくて済む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

介護施設では、気付いていないだけで腰痛に悩むスタッフは多い。

そういう人は、整骨院やコルセットの使用でなんとか頑張っているのかもしれない。

 

だけど、それだけではなく現場も変わっていかなくちゃだめだ。

 

 

「持ち上げる介護」をやめて、上記した道具を使用できるよう、環境整備することが必須だろう。

 

まぁ、介護ロボの導入は直ぐには難しいだろうけど、将来的には、そういうのを使う施設は増えていくし、そうでないところは人がやめていくと思う。

 

 

っていう話は、以下の記事でもしてるので、良ければ読んでみてください。

【関連記事】

 

tikamiti.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

人材不足で低賃金な介護現場だけど、AIはそれを解決できるのか?

ムルソーです。

 

 

皆さんは、AIについてどれだけ関心があるでしょうか?

 

 

AIとは、人工知能のことで、人間が知能を使って行う仕事や作業を機械にやらせよう、というものです。

 

僕は最近まで、AIとロボットとの違いが良くわかってなかったんですが、AIは決められた条件やルール下で自ら考え、自分の行動を決めることが出来ます。

 

ロボットは「決められた動作を確実にこなす」ものであり、その場で判断して、違う行動を取らない特徴があります。

 

 

 

 

 このAIや介護ロボの導入は、今後介護現場での導入が必須だと考えています。

 

介護現場が生き残るにはそれしか無く、それが出来ない介護事業所は淘汰されていくとさえ思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ今、AIのことを学ぶのか

 

さて、なんでいきなりAIの話をしだしたかというと、今後は介護現場で確実に求められてくるものだと認識しているからです。

 

介護ロボと同じ理屈です。

 

別に人間でなくとも出来る仕事は、AIやロボットにやらせて、その分の現場で働くスタッフを減らして、賃金を上げる。同時に、介護士の質を上げるように会社は努力する。

 

 

そうすることで、介護現場は効率的に回るようになると思うんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介護現場はキツイ理由は、人材不足で低賃金だから

人材不足であり低賃金。なぜだろう。

 

人材が不足してるとはいっても、機械化すればある程度の人員削減は可能だ。

削減が出来れば、1人あたりの賃金も上げることができる。

 

 

今は、明らかに機械に任せることが出来そうな作業を、人間が頑張ってやっちゃってるから、機械化が進まない感がある。

そういうところに、全力でリソースを割いてしまってる。

 

だから、人材が不足しているし、低賃金のままだ。

 

つまり、自分らの首を、自分らで締めちゃってるワケですね。

 

 

 

 

 

 

では一体、リソースが割かれているのは何処なんだろう?

 

 

 

 

 

 

それは、高齢者の車いす~ベッドの間の移乗だ。

高齢者の事故で多いのが、自力で立ち上がって移動しようとして転倒することであり、それがきっかけで骨折して歩けなくなり、QOL(生活の質)を下げるような事態になることがある。

 

 

この移乗の部分を機械化すれば、介護職員の仕事も大幅に減らすことが出来るだろう。

 

 

 

 

 

 

 

今後は「半人力・半AI」の考え方が必須

 

とはいえ、いきなり機械化にしても、思わぬ事故が発生する可能性も残されている。

 

課題は多い。スタッフや高齢者が機械の使い方を覚える。定期的に機械の調子を見る。そしてコストの問題だ。

 

 

 

例えば、車いす~ベットの移乗は、先日ブログにも書いた「愛移乗くん」が利用できると思う。

 

tikamiti.hatenablog.com

 

 

これも、スタッフおよび高齢者が使い方を覚えていく必要がある。

 

認知症の無い高齢者が、これを使って安全に使いこなせるようになるまで、スタッフが見守りする必要があるだろう。

 

あとは、小型化したり、コストを下げていく必要があるけど、これも技術が進歩していけば実現可能な話であると、僕は思っている。

 

 

機械化が本格導入したあとのスタッフの仕事は、機械に不具合が無いかどうかの点検作業をすれば良いことになる。

まさに「半人力・半AI」

 

 

 

 

【参考文献】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AI搭載の車いす「テレウィールチェア」

 先ほど紹介した本の著者の一人 落合陽一氏が開発している「テレウィールチェア」のお話をします。

 

 

 

 

 

この車いすは、AIが搭載されていて、高齢者が座った後に自動的に食堂など決まった場所に移動してくれる上、スタッフが遠隔操作することもできるというもの。

 

 

 

 ベッドから車いすへの移乗もそうだけど、そのあとの移動にも時間が取られる。

車いすで誘導が必要な高齢者が10人いたとすれば、10往復しなきゃならないので、それなりに時間が取られる。

 

この「テレウィールチェア」があれば、その動作を機械化することが出来る。

 

 

 

 

 

 

 

先ほどからも述べていますが、気になるのは導入コストですよね。

 

本格的に実用化して、現場に導入することが出来れば、とても効率的だと思う。

 

 

しばらくは、富裕層向けのサービスになりそうだけど、徐々に認知度が高まり、開発の為に支援する人が増えていけば、一般化も出来ると考えている。

 

 

 

 

 まさに新しい介護の在り方、僕はこういった新しい動きを社会福祉2.0」と呼ぶことにします。

 

 

認知症高齢者向きか? 介護現場で使えるメンタルコミットロボ「パロ」

 ムルソーです。

 

今回は、前回までの記事の続きです。

 

 

tikamiti.hatenablog.com

tikamiti.hatenablog.com

 

 

 

 

 

コミュニケーション・セキュリティ型の介護ロボについてのお話です。

 

 

当たり前ですが、介護現場でも、コミュニケーションは取っていく必要があります。

 

ですが、仕事に追われている為、1人ひとりとじっくりお話する機会が取れないのが現状です。

そんな時に、介護ロボがヒトの替わりとして役に立つことが出来るのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンタルコミットロボ「パロ」

 

www.daiwahouse.co.jp

 

先のリンクにもあった内容ですが、この介護ロボ、ギネスブック(2002年)にも認定されている「世界でもっともセラピー効果があるロボット」だそうです。

 

 

というか、2002年って、そんな前からあったんですね。

 

価格のほうは、保証期間1年の場合388,800円、3年の場合453,600円。

 

 

 

 

www.youtube.com

 

アザラシをモデルにしたもので、朝昼晩の生活リズムがあるそうです。

また、自分の名前を覚えることもでき、接し方で性格も変わるみたいです。

 

アニマルセラピーと同じ効果が出てると、実験結果がでてるようですね。

 

 

 

 

かわいいですね、僕も欲しいです。

 

飼ってる犬の遊び相手になってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介護施設で高齢者に受けは良いだろうか?

一定の決まった反応だけしか示さないのなら、たぶん飽きられちゃうのかな~ なんてことを予想しています。

 

ですが、認知症高齢者には向いている気がする。

 

 

 

いずれ詳しくお話しようと思ってますが、

認知症高齢者が激昂した場合、こっちがいくら正論を言っても聞き入れてくれないんですよ。

 

まず、宥めるところから入らなくてはならない。

 

 

だけど、現場は忙しく、そんなことをしている暇が無いので、精神科から出る精神安定剤を服用してもらい、なるべく不穏状態でいることを少なくしようと試みる。

 

これが基本的なスタンスであることが多いように思います。

 

しかし、この方法も万能ではなく、当然ですが薬の副作用で体調を崩したり、食欲不振になったり吐き気や目まいなどの気分不快が出てくることがあります。

 

 

 

 

だから、こういった認知症高齢者に対して、自然的に気持ちを落ち着かせる手段として、このメンタルコミットロボ「パロ」は使えるのではないか、と思いました。

 

 

 

 

 

 

 

介護現場で利用できるか 自立支援ロボ「愛移乗くん」

ムルソーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 社会福祉の基本的な視点のひとつ「自立支援」

 

 

前回の記事で、介護ロボについてのお話をさせていただきました。

tikamiti.hatenablog.com

 

 

 

 

ここで取り上げた介護支援型ロボというのは、どちらかというと、介護スタッフの仕事を助ける為のものでした。排泄や移乗、入浴の介助など、それらの負担を軽減させるためのモノですね。

 

 

今回は、自立支援型ロボについてのお話です。

 

 

 

自立支援というのは、社会福祉の基本的な理念のひとつです。生活の中の全てを介助するのではなく、その人の出来ることを見つけ、活かし、支援する為に工夫し、環境整備をしていく。これが自立支援の基本的なスタンスです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自立支援ロボ「愛移乗くん」とは

 

 さて、そんな自立支援ロボの一つ、「愛移乗くん」というものについて調べてみました。

 

www.youtube.com

 

 販売価格は39万8千円。介護保険を利用してレンタルもできるようだ。

 

利用者がハンドルに掴まり、ベッドから車椅子の移乗や、車いすからトイレの移乗を安全に行うことができる。

下半身が動かせない人でも、移乗することができるようです。90度まで回転でき、利用者が使用したまま、このロボットが移動するというワケではないみたいだ。

 

 

もちろん、認知症がなく、頭がクリアな人でないと、自力で使うのは難しいだろう。

 

 

 

これを使えば、下肢筋力が弱っており、自力で立つことが出来ない方の介助も、1人で出来るようになる。

今までだと、ひとりのスタッフが要介助者を抱えて立たせている間に、もうひとりが要介助者のズボンとパンツを降ろしていたが、このロボットがあれば、そういった「二人介助」が必要な方の対応が1人で出来るようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場での使用はできるか?

腰痛予防の為にも、導入をすすめると良いと思うが、慣れるまでには時間がかかるかもしれないと感じた。

 

というのも、今まで人力で移乗介助をしてきた人にとっては、ロボットにやらせるより、自分でやった方が早いと思うからだ。

 

 

ただ、(僕のいる施設も含め)ほとんどの介護施設は人手が足りず、時間ぎりぎりで現場を回している。次から次へと、利用者の介助をやっていかないと仕事がどんどん溜まってしまい、定時になっても帰れないことはザラにある。

 

そういう人員不足が解決すれば、慌てて仕事をする必要も無くなるので、ロボットに任せようという気持ちも生まれるだろうし、トイレ内での転倒事故も減っていくのではないだろうか。

 

 

 

もっとも、認知症があり、トイレ介助に対する拒否の強い利用者なんかは、また別の方法でケアしていく必要がありそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介護現場を効率化する? 介護ロボについて

livedo.jp

 

 

ムルソーです。

 

 

今日は介護ロボットについてのお話をします。

 

 

 

介護ロボというと、どんなものを連想するだろうか。

 

手足があって、顔があって、ヒトみたいに喋る......

 

そんなロボットが思い浮かぶだろうか?

 

 

 

実際は、そういったロボットは数少なく、人の形ではない。

 

 

大きく分けると、介護支援型、自立支援型、コミュニケーション・セキュリティ型の3つに分類されるようです。

 

 

 以下、先ほどの記事より引用。

【介護支援型】
主に入浴や移乗など業務負担の軽減や安全向上などを支援し、業務負担の軽減をもたらすロボットです。

 

【自立支援型】
歩行・リハビリ・食事など、介護される側の自立支援を促すロボットです。

 

【コミュニケーション・セキュリティ型】
癒しや見守りなどをしてくれるロボットです。人工知能(AI)で人とのコミュニケーションを図ることができ、体操や音楽などのレクリエーションとしても活躍してくれます。特に認知症の方の徘徊予防や一人暮らしの高齢者のセキュリティ対策として活躍が期待できます。

 

 

 

 

 介護現場で働く僕としては、とても興味のある話です。

 

もう少し詳しく調べてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

離床アシストロボット リショーネPlus

 パナソニックが開発しているもので、ベッドの半分が車いすに変形するというもの。

2017年1月に発売され、価格はなんと90万円

 

上記の分類で言うならコレは「介護支援型」になるんだろう。

 

 

www.youtube.com

 確かに、介助者も利用者も精神的な不安は少なくなるかもしれない。

 

介助者も、移乗介助で腰を痛める心配も無いだろうし、利用者も人に抱えられる時に「落ちるのではないか...」と不安になることもない。

 

 

介護やってる側として、一つ気になったことは、

「利用者が立位を取る機会がなくなるのではないか」という点。

 

 

 

 

 

 

 

どういうことか。

 

 

 

今まで、ベッドから車椅子に移るときの手順は、次のようになります。

 

①ベッドから起き上がって、ベットに腰掛ける。

②介助者に掴まり、立ち上がる。

車いすに座る。

 

 

 

この時、まだ下肢筋力が残っている人には、足に力を入れてもらい、少しでも自分で立位を取れるように努力してもらいます

そうすれば、残った筋力を活かすことに繋がり、リハビリにもなる。

 

 

このリショーネというのは便利な介護ロボだけど、

「ベッドから起きあがって、介助者に掴まり、立ち上がる」という動作を取る機会、つまり生活の中でリハビリを行う機会が無くなってしまう、ということだ。

 

 

 

 

 

 

まぁ、リハビリは介助者が生活の中でやらずとも、理学療法士などと一緒にすることも出来るので、大した問題ではなさそう。

 

 

介助者・利用者双方にメリットあるので、価格の問題を早急にクリアして、現場に導入して欲しいですね。

 

 

 

 

介護の仕事は無駄ばかり?非効率的な部分を取り上げ、改善点を考えてみた

ムルソーです。

 

 

 

今回は、介護の仕事にまつわる無駄業務についてモノ申したいと思います。

 

 

 

はじめに断っておくと、今回取り上げる無駄な業務というのは、あくまで僕が勤めている所の話であり、全ての介護現場に共通する話ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介護記録が手書き

介護記録というのは、施設利用者の一人ひとりのケアプランに沿って作成されるものです。

 

 

「この介護記録はパソコンで入力しても良いのでは。。」

と僕は思っているのだが、僕のいる施設では手書きである。

 

 

提供するサービスが印字されてあり、それが終わったら時間を記載してサインする。

 

しかしそれだけではなく、その利用者が日中どのように過ごしていたかを記載する必要があります。

 

 

「10:30 体操に参加」

「10:00 食堂でお茶を飲まれる」

「10:00 ベットで休まれている」

 

などなど。

 

 

時間ごとに細かく記載しているのではなく、午前・午後の様子を簡単に記載するものだ。

夜は、21時から7時の間で、4回見回りをし、安否確認をする。その時の様子も記録に記載する。

 

 

しかし、僕のいるフロアには利用者が25人近くいて、記録を書くだけで時間を取られる。

特に夜なんて、各フロアに1人しかスタッフがいないので、記録の記載の時間さえ惜しい時がある。

 

 

 

夜は(あたりまえだが)寝てる人がほとんどなのだから、

「入眠中」とか「良眠中」とかになる。

 

4回の見回りごとに、その様子を記載することになるので、一人の記録用紙に最大4回「入眠中」or「良眠中」を記載することになる。

 

 

 

 

「ホントに無駄!コピー&ペーストしたい!」

と今まで何度思ったことか。

 

 

とまぁ、このように介護施設では未だにペーパーレス化が進んでいない。

非効率極まりない話である。

 

 

ちなみにいうと、ケアプランや事故報告書はパソコンで入力している。まぁ、プリントアウトしてるけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洗い物で時間が取られる

 

僕のいる施設には、厨房がある。

施設利用者の食事はそこで作られ、時間になると食器をまとめて厨房に持っていく。

 

食器は厨房のモノだから厨房が洗うのだけど、僕ら介護職員が洗わなければいけないものもある。

 

食事の前に提供するお茶のコップや、薬の服用時に飲む水のコップなど。

 

 

 

 

それが意外と量が多い。

 

 

 

食器洗い機なんかがあれば、時間の削減になると思う。

 

 

 

 

「厨房に持っていけばいいじゃん」というアイデアがありそうだが、厨房も厨房で人手が足りず手一杯なのだそうだ。

あと、厨房のコップを介護現場に持っていき、それを利用者に貸したまま帰ってこない、というケースも多いので、実現は難しそうだ。

 

 

 

 

掃除の時間が無駄

毎食後、スタッフが食堂を掃除する。

テーブルを拭き、床を掃いて、最後にモップがけする。

 

これも結構時間が取られる。

 

しかも、食堂以外のところは手が回っていない。

 

 

 

僕は、ルンバのようなロボット掃除機を四つくらい買って、夜中に動かしておけば良いのでは、と思ってる。